リズム遊び

わたしたちくるみ共同保育園は、さくら・さくらんぼ保育園の創設者、斎藤公子さんが考案し、長年にわたって、たくさんの子どもたちが楽しんできた『リズム遊び』を学んで、毎日の保育に取り入れています。同じリズム遊びでも、子どもの年齢や発達の状態に応じて、やり方や大人の補助の仕方、ピアノのテンポなどを変化させ、子どもたちが楽しんで体を動かせるように保育者が工夫しています。
また、リズム遊びをする上で大事にしていることは、毎日すること(子どもの生活の一部に)、無理をさせないこと、大人が子どもにさせるのではなく大人も一緒に楽しむこと、と考えています。





古生物学者 井尻正二氏は、「個体発生(子どもの成長)は系統発生(生物の進化)を繰り返す」と主張されています。これを“反復説”と言います。これは、わたしたち人間がお母さんのお腹の中に宿ってから大人になるまでの成長の過程は、生物が単細胞の生物、多細胞の生物から魚類、魚類から両生類・は虫類、そして哺乳動物へと進化する道筋をたどっているというものです。『リズム遊び』は、段階的に生物が進化していく動きを遊びとして取り入れています。反復説は、わたしたちが『リズム遊び』を大切にする科学的な根拠となっています。

参考書籍:
井尻正二
ひとの先祖と子どものおいたち (みんなの保育大学1)
こどもの発達とヒトの進化(みんなの保育大学2)

出版社リンク

たとえ生まれながらに弱さや障がいがあっても、毎日の食事、生活リズムを整え、各年齢に必要な遊びとリズムを丁寧に行うことで、子どもの発達を促すことができると考え、このような取り組みは『どの子も育つ』保育として大切にしています。




リズム遊びには、基本となる『土台のリズム遊び』があります。

『土台のリズム遊び』は、まっすぐでしなやかな背骨と足の蹴りを育てます。二足歩行をするためには、足で地面を蹴り、背骨で全身を支えなければなりません。そうした力を身につけるのが、「金魚」「どんぐり」「両生類のようなハイハイ」といった『土台のリズム遊び』と呼ばれるものです。
それぞれのリズム遊びについて紹介していきたいと思います。


<金魚>
金魚の動きは、両手をあげて床に仰向けまたはうつ伏せになり、へその部分を左右に揺らして、全身をくねくねと動かします。この動きは背骨の動きをしなやかにし、また、曲がっているのを直すのにも役立ちます。
5歳児になると、手の指先から足のつま先まで全身の動きをコントロールできるようになります。


2歳児
こどもが楽しむことが大切

5歳児


<どんぐり>
どんぐりの動きは、床に仰向けに寝て、ひざを曲げ、体をひねって、親指で床を蹴り、うつ伏せになります。そして、うつ伏せの状態から足を交差し、腰をひねり、仰向けになります。この動きを繰り返すことによって、足の指で地面を蹴り込む力が養われ、同時に気持ちの立ち直りがうまくできるようになると言われています。

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5
2歳児


<両生類のようなハイハイ>
両生類のようなハイハイの動きは、腹ばいになって腕を前に伸ばし、足指で床を蹴って前に進みます。上半身は床に着けて、左右にくねらせて這います。