子育て学習会

くるみでは、研究者や実践者から子育てに関係する様々なことを学ぶ機会を設けています。子どもを取り巻く環境や社会の状況は大人が意識して学んでいかないと、乳幼児期に大きなひずみをもたせます。そこで感じること、考えることは大切なことです。「知る」ことで「考え」「行動」できる大人を目指しましょう。また、保育者と保護者がともに学びあうことは子育ての大きな力になると考えています。

次回の学習会

2015年4月26日(日)10:00~12:00
広木克行先生(神戸大学名誉教授)
「思春期を見通した子育て」
-子育て環境と親同士のつながり-

子どちたちは社会の状況を敏感に感じ、さまざなま姿で表現しています。内閣府が出している「子ども白書」の中でも、子どもや若者におしよせる危機について、学校・企業・家族のあり方が重要であると述べられています。今後、ますます子ども・若者の居場所を外ヘ開いていく事が大切となっていくのではないでしょうか。 毎年、廣木先生をくるみ保育園にお迎えして講演会を行っています。今年で25年目になります。今回は、子育てをする中で『本当に子どもたちにとって必要なこと』を今の子どもたちの現状とまわりを 取り巻く状況とあわせてお話していただきます。本来、子どもたちが育つ過程にはさまざまな出来事が起こります。それを周りの大人集団がどのように見て、子どもたちに接していくか、どのような眼差しで子どもたちを見ていったらいいのかなどを考えていきます。

感想を頂きました。

広木先生の講演は毎年楽しみにしています。早期教育等がめまぐるし社会の中、本来大切な育児とわかっていても、親として不安に陥る事もあります。そんな時広木先生の本を読むと基本に戻れるので何度も広木先生の本に助けられています。10回近く聞いてる広木先生の育児の根っこは、いつも変わらず今日の講演で又、育児の大切さゆえ大変さを再確認もできたので又、がんばります。

初めてHPで見て来させていただきました。今の日本の教育とはそんなに危機なんだとびっくりしました。今、子どもたちを育てる仕事に就いている私達に今一度自分の子どもへのかかわり方を見直すいいお話でした。広木先生のお話とてもわかりやすく、スッと入ってきました。また、来年も来たいです 3日間はがんばりますだんだん、私も成長していきます。ありがとうございました。

園内の参加者より
 広木講演を聞くのは7回目になります。昨年から上の娘が小学校に上がったこともあり、今まで小さい守られた環境から大きな社会に飛びたした事に母も子もビックリする事がたくさんありました。本当に価値観の違う人との関わりの中で、とても違和感がありました。 そうした環境の中で広木先生のお話を聞くとやはり安心しました。 子どもとの関わり(子育て)で自分が大事にしてきたものの再確認になって、やっぱりこれで良かったんやな〜と思ってホッとしました。そして今思う事は、子どもの居場所がない。(団体で遊ぶ事、ボール遊び、公園や公共施設の制限等で本当に子どもが遊ぶところがない)その中で、ゲーム、ショッピングモール、家でしか遊べない子供達。それに加え、愛情に飢えている子どもがチラホラいます。周りでは広木先生が述べられていた愛着形成が出来ていない親子。娘の通う学校には多いように思います。 もっと周りや環境が暖かい目で見て手を差し伸べ、これらを改善できる事ができたらいいなと思います。先生の話を聞いてまたスッーとした心で1年スタートできそうです!
ありがとうございました!


今回の広木講演で一番印象に残った事は、“人格を育てる”という事です。教えられて育つのは知性。人格は関係と体験の中で育つという事。私達は人格を育てているんだ、と改めて認識しました。それは、親との基本的信頼関係である、縦の関係、そして横の関係、斜めの関係。この中で子ども達が自ら身につけていく事、くるみでは、ありがたい事に、沢山の人の努力と理解によって、その関係が補償されていますが、今の世の中で、関係、体験を補償されている子どもは、どれくらいいるのだろうと考えさせられます。ここ最近の理解できないような事件、どうして?と思っていましたが、広木先生の「学力の高さと人格が調和しないまま・・・」というお話で、なんだか納得してしまいました。競争的価値観の中で、生きている私達、いつの間にか、子どもを「できる」「できない」で見ているのかもしれません。“人格を育てる”心に刻んで子育て、仕事をしていこと改めて思いました。また、子育てをめぐる環境、社会情勢が厳しくなる中で、親も学び、腹をくくってやっていかなければならないと感じています。早期教育をめぐって悩んでいるお母さんへの言葉「あなたのお子さんはすばらしい感性をお持ちですね…」さすが、広木先生・・・と、あっけにとられてしまいました。親を受容し、子どもを肯定する、この言葉・・・。私には思いつきませんでした。色んな時に、この言葉を思い出しています。

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過去の学習会

2014年4月27日 広木克行先生(神戸大学名誉教授)
「いま、子育てに大切二つのこと」~保育・教育をめぐる状況と育ちなおしの視点~
2013年4月28日 広木克行先生(神戸大学名誉教授)
子どもは「育ちなおし」の名人~見えますか、子どものシグナル~
2012年4月29日 広木克行先生(大阪千代田短期大学教授・神戸大学名誉教授)
子どもは「育ちなおし」の名人!
2011年4月29日 広木克行先生(大阪千代田短期大学学長)
子育てに大切なことは?
2011年2月20日 松川公洋先生 「歯の矯正と正しい呼吸」
2010年4月25日 広木克行先生(大阪千代田短期大学学長)
手をつなぐ子育て~子どもが育つ保育とは~
2009年4月29日 広木克行先生(大阪千代田短期大学学長)
思春期を見通した子育て
2009年2月1日 安斎育郎先生(立命館大学特命教授・名誉教授)
騙されないために・・・真実を見きわめる目をもとう
2008年12月14日 藤井鈴子先生(広島県福山市たんぽぽ保育園園長)
食について考える
2007年4月29日 広木克行先生(神戸大学発達科学部教授)
手をつなぐ子育て
2007年4月29日 安部司先生(食品添加物評論家)
安全な食品について親子で学ぶ