子育て学習会

くるみでは、研究者や実践者から子育てに関係する様々なことを学ぶ機会を設けています。子どもを取り巻く環境や社会の状況は大人が意識して学んでいかないと、乳幼児期に大きなひずみをもたせます。そこで感じること、考えることは大切なことです。「知る」ことで「考え」「行動」できる大人を目指しましょう。また、保育者と保護者がともに学びあうことは子育ての大きな力になると考えています。

最近行われた学習会

2016年4月24日(日)10:00~12:00
広木克行先生(神戸大学名誉教授)
「悩みながら親になる」
ー社会状況から見た子どもの育ち-

子どもをとりまく悲しい事件のニュースが多く聞かれます。今、親も子どもも生きづらい世の中になりつつあるように感じます。多くの子育て情報が氾濫している社会において、どうやって子育てしたらよいか?と悩みながら生活を送っている方はたくさんいるのではないでしょうか。今回の講演は、子どもの育ちについてさまざまな視点から話をしていただき、私たち親が、子どもをそして悩んでいる自分自身をありのままに受け止められるための学びの場になればと思います。
くるみ保育園では、毎年、廣木先生をお迎えして講演会を行っています。今年で26年目になります。子育てについて悩んでいる方、不安を抱いている方、そして子育てに興味のある方に聞いていただきたいと考え、企画しました。
ぜひ友達などをお誘いあわせの上、参加して下さい。そして、いっしょに学びましょう。

当日、お車でお越しの方は河川敷駐車場に駐車して下さい。河川敷からくるみまでは送迎があります。

感想を頂きました。

●保育士です。今、1歳児の担任なんですが、なかなか歩行しない子がいてどうしたらよいのだろう・・・と思っていましたが、「大丈夫!」とまず思う事。そしてその子と楽しく遊ぶ事。
その子が「私は歩けない」と思わない、そんな事を思わせないような保育をする事が今私に出来る事だなぁと感じました。子供は小さいけど命がある。自己もある。その小さな命を尊重したいなと強く思いました。1人の人間として子どもを見る事。

●「子育ては時間ではなく質」という先生のお話を聞き、仕事との両立で悩んでいた私は救われた気になりました。それ以上に全てのお話が、心にすっと入っていきました。今日ここに来れた事本当に良かったです。

●子どもの育ちにいろんな面からの体験が大切である事を感じました。又子どもの心に寄り添い、何を求めているのかをいろんな方向から見つめられる事も大切にしていきたいと思いました。

●幼児期は早期教育より遊びが大事なんだと改めて感じさせらました。また、少年少女が事件を起こさないためにも周りの大人が支えなければならないと思いました。これからもっと絵本やうた、自然に触れながら子どもが育つのを見守っていきたいです。

●「育ちが貧しい」と言うのが驚きでした。子どもにとって習い事よりも遊び、たくさんの生き物と触れ合う事で心が豊かになるのですね。 ついつい先回りしてしまいそうになります。子どもに寄り添って見守りたいと思います。

園内の参加者より
 『育つ主体は子ども自身』 というが印象的でした。「子どものため」と思って、つい口うるさく感情的に言ってしまうことがありますが、それは私が「考えたこと」を口にしているだけなんだなー、と気付きました。強制、指示であってはいけない。子ども自身の『ステキになりたい気持ち』をいっしょに感じながら子どもが何に向かって生きようとしているのかをよくみて察することが大切。毎年、廣木先生のお話を聞いて反省だらけ・・・ですが。親もまた、「子育て」を通じ、自分自身を振り返ることができる。先生のきびしくも、あたたかいお話に力をいただき、年度始めに学びの場があること、学び続けることがとても大事だと思いました。

●我が子のことを思うと、ついつい心配で、その心配事が起きないように先回りしてしまいます。早期教育は必要ないと耳にしたことはあったのですが、友人たちがしていると聞くと、うちもしないといけないのでは…。なんて焦ったりもしていました。みんながやっていたり良いと言われることをさせるのは安心感を覚えるからです。けれどもそれでは子どもの個性を見ていない。「育ちが貧しい」目から鱗でした。何故、早期教育よりも日々のあそびとふれあいが大切なのかを具体的に話してくださり、くるみに通う息子は素晴らしい環境で過ごせているのだと改めて感じました。子どもは失敗から学んでいく。その経験を奪ってしまわないように、そして失敗したってなんて事ない!そんな風に子どもたちが思えるよう、見守っていけたらなと思います。そうは言いながら、きっと先回りしてしまう事もあるでしょうし、どうすればいいか分からない事もどんどん出てくる訳で…。

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過去の学習会

2015年4月26日 広木克行先生(神戸大学名誉教授)
「思春期を見通した子育て」
~子育て環境と親同士のつながり~
2014年4月27日 広木克行先生(神戸大学名誉教授)
「いま、子育てに大切二つのこと」~保育・教育をめぐる状況と育ちなおしの視点~
2013年4月28日 広木克行先生(神戸大学名誉教授)
子どもは「育ちなおし」の名人~見えますか、子どものシグナル~
2012年4月29日 広木克行先生(大阪千代田短期大学教授・神戸大学名誉教授)
子どもは「育ちなおし」の名人!
2011年4月29日 広木克行先生(大阪千代田短期大学学長)
子育てに大切なことは?
2011年2月20日 松川公洋先生 「歯の矯正と正しい呼吸」
2010年4月25日 広木克行先生(大阪千代田短期大学学長)
手をつなぐ子育て~子どもが育つ保育とは~
2009年4月29日 広木克行先生(大阪千代田短期大学学長)
思春期を見通した子育て
2009年2月1日 安斎育郎先生(立命館大学特命教授・名誉教授)
騙されないために・・・真実を見きわめる目をもとう
2008年12月14日 藤井鈴子先生(広島県福山市たんぽぽ保育園園長)
食について考える
2007年4月29日 広木克行先生(神戸大学発達科学部教授)
手をつなぐ子育て
2007年4月29日 安部司先生(食品添加物評論家)
安全な食品について親子で学ぶ