くるみ通信32号(2008.10)掲載分

 くるみと出会って9年が経ちました。どんな所に就職をしようかと探している時に、「一度見学に行ってみたら」と紹介してもらったのが“くるみ”でした。今でもタクシーを降りて初めて見たくるみの光景、そしてその当時の子どもたちと接した時に「子どもってこんなにすごい力をもってるんだ!!」と感じた記憶が今でも強く残っています。「こんな子どもを育てる保育にかかわってみたい!」「0歳から6歳、そして小学1年生から6年生という12年間の子ども達の育ちを学びたい!」そのことにすごく興味を持ち、くるみに就職を希望しました。
 くるみで働く中で、子どもに向かう大人の姿勢から、本当に大事なことは何か(保育に関わるものとして、また、人間の生き方として)を学んでいると感じています。
 たとえば、初めて年長の担任をした時のことです。ある課題に取り組むために、子どもたちと話し合って何かを決めようとしたのですが、ほんのささいなことでも「私という人間の生き方が問われている」と感じました。「私という人間て何なのか」「どんな生き方をしていきたいのか」ということが分からなくなり、その時期すごく考えました。「先輩の職員はどうなのだろう」と他の職員が保育をしている様子にも目を向けて、子どもを前にした態度や言葉かけから学びました。学習の場はもちろんですが、職員同士の日常の会話の中からも学ぶことがあり、少しずつですが“生き方”も見えてきたように思います。
 また、くるみをきっかけに色々なことを学ぶだけではなく、仲間を得ることができ、そこでも私の世界観はずいぶん広がったように思います。
 ただ、くるみは無認可のため、運営面が大変で、正直それが重く感じ負けそうになった時期もありました。それでも続けてこられたのは、保育が私にとって本当に魅力的だからだと思います。
今、我が子がくるみでお世話になっています。我が子がどんな風に成長していくのか、とても楽しみです。
この9年間、あっという間でしたが、でも中身は濃く、とても充実していた日々でした。くるみに出会えてよかった!これからもよろしくお願いします。