くるみ通信38号(2010.04)掲載分

「魔の2歳」子どもがかわいいと思えない・・・。
エスカレートする要求に終わらない夜泣き、寝言でまでかんしゃくをおこす娘
なだめ、すかし、怒り、放任、号泣、2歳児相手に一体自分は何をしているのだろう
見守り役に徹してくれていた夫が帰宅をためらうような日々
周りの人には本当によく助けてもらってるのに、なぜ?
親子でもがいていたそんな時、くるみと出会った

「子どもにはとてもいい所だけど、親は大変」くるみを知る人は皆そう言った
確かめてみようと思った
緑いっぱいの広い園庭、自分の背丈よりも高い木から得意げに飛び降りる子ども
ここが大阪で、今が平成であることを忘れてしまうような場所だった

園長からアドバイスをもらった
「この子は小手先の対応ではだめでしょう。とにかく食べる・寝るのリズムをきっちり」
何か即効性のあるテクニックを期待していた私には、少々拍子抜けだった
でも、くるみに行った日は、娘は必ず昼寝をした。それもとても気持ちよさそうに

親にとって大変なこと・・・その一つは保育料だった
金額を見て入園はあきらめ、色んな所の園庭開放に行った
でも、親子で険悪なムードになったとき足が向かったのは、やっぱりくるみだった
数ヶ月悩んだ末、夫婦で入園を決めた
娘は3歳になっていた

子どもたちは本当によく身体と手を動かし、力をあわせて「生活」をする
大人は、遊びもけんかも、ここまで行ったら危険だというギリギリの処まで手を出さず見守る
そうすることで子どもは、なんでも自分でやってみようという
意欲と、工夫と、行動力がわきでてくる
必然的に早寝早起きになることで、娘の表情はすっきりした
大切なのは、子どもの要求をいくつ聞いたかではなく
なぜそんな言動をとるのかを考えて、周りの大人が手をつないで環境を整えること
園長の言っていたことはこれだったんだ・・・私は小さなことに一喜一憂しなくなった

2年たって娘は言った
「おばあちゃんになってもくるみにずーっとおりたいねん」
気がつけば、寝言は楽しげなものに変わっていた
くるみを選んでよかった

どんな子育てをしたいか、というのは人それぞれ
でも、こんな子育てがあるならもっと早く知りたかった・・・という人に
くるみのことを伝えるお手伝いができれば、と思う
私が救われたように、育児に行き詰まったお母さんが、
1人でも元気になりますように